はじめに:RunwayでAI動画制作の世界へ
Runway 動画 生成機能では、テキストや画像から誰でも簡単に高品質な動画を生成できます。その多様な機能の中でも、中核をなすのが画像から動画を作成する「Generate Video」です。本記事では、この「Generate Video」を使いこなし、魅力的なAI動画を作るための方法を、基本的な使い方から各生成モデルの細かい機能差まで、詳しく解説していきます。

Runwayで動画を作る基本の3ステップ
Runwayでの動画生成は、驚くほどシンプルです。基本的には以下の3ステップで、あなたもAI動画クリエイターの仲間入りができます。
- 画像をアップロード: 動画の元となる静止画をアップロードします。
- (オプション)プロンプトを追加: 生成したい動画の動きや雰囲気をテキストで指示します。
- 生成&出力: 設定が完了したら、生成ボタンを押して動画が出力されるのを待ちます。
Runwayのホーム画面左側にあるサイドバーの「Generate Video」から、すぐにこの機能を使い始めることができます。
Generate Videoの操作画面
Runwayで動画を生成する際の操作画面は、直感的に使えるように設計されています。左側に操作パネル、右側に出力結果が表示される構成です。左側のパネルでは、主に以下の設定を行います。
設定項目 | 説明 |
参照画像 | 「Select Asset」からデバイス内の画像をアップロードしたり、過去の生成物を再利用したりできます。「Create Image」を選択すれば、Runwayの画像生成機能で新たに参照画像を作成することも可能です。 |
プロンプト入力 | 生成したい動画の具体的な指示をテキストで入力します。 |
モデル切替 | 「Gen-4 Turbo」など、動画生成に使用するAIモデルを切り替えます。 |
各種設定 | ・アスペクト比: 縦長や横長など、動画のサイズ比率を変更します。 ・シード値: 生成された動画に割り当てられる固有の数値です。これを固定することで、似たテイストの動画を生成しやすくなります。 ・生成時間: 基本的に5秒か10秒を選択できます。 |
Runway 動画 生成を支える4つのモデルと機能
Generate Videoには、2025年8月現在、主に4つのAIモデルが搭載されており、それぞれがRunwayの動画生成において異なる役割を担っています。
モデル名 | I2V (Keyframe) | Camera | Presets | V2V (Act-One) | V2V (Expand) |
Gen-4 Turbo | ×1 | – | – | – | – |
Gen-4 | ×1 | – | – | – | – |
Gen-3 Alpha Turbo | ×3 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Gen-3 Alpha | ×2 | ○ | ○ | ○ | – |
最新のGen-4およびGen-4 Turboは、1枚の画像から高品質な動画を生成することに特化しています。
一方、旧モデルであるGen-3 Alpha TurboやGen-3 Alphaには、より高度な機能が搭載されています。例えば、細かいカメラワークを数値で制御できる「Camera」機能や、プロンプトのテンプレート集「Presets」が利用可能で、より凝った動画制作を目指すユーザーに応えます。
Runway動画の品質を比較!おすすめモデルは?
どのモデルを使えば、よりクオリティの高い動画が作れるのでしょうか。動画内で紹介されていた作例を基に、Runwayが生成する動画の品質を比較してみましょう。
その結果、Gen-4 Turboはプロンプトがなくても被写体の意図をよく理解し、安定して高品質な動画を生成する傾向にありました。雲のリアルな動きや、被写体を回り込むような自然なカメラワークは、まさに圧巻の一言です。
対照的に、最高品質モデルであるはずのGen-4や、旧モデルのGen-3 Alphaでは、場合によって被写体が意図せず逆方向に動いてしまったり、背景が破綻してしまったりするケースが見られました。
まとめ:Runwayで高品質な動画制作を始めよう
本記事では、Runwayの動画生成機能「Generate Video」について、その使い方からモデルごとの特徴までを網羅的に解説しました。
結論として、現状では品質の安定性、クレジット効率、操作の簡便さから「Gen-4 Turbo」が、Runwayで動画を作る上で最もおすすめのモデルと言えます。
皆さんもこの記事を参考に、Runwayを使ったAI動画制作に挑戦し、クリエイティブの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。