※本記事はプロモーションを含みます
Midjourney

Midjourney low motion の使い方|物足りない時の解決策も

Midjourney low motionの使い方|物足りない時の解決策も

Midjourney low motion の使い方について、この記事で解説していきます。

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はじめに

Midjourneyの動画生成機能を使っていると、「もう少し動きを抑えたい」「イメージ通りに自然な動画を作りたい」と感じることはありませんか?

結論として、Midjourneyの「Low Motion」機能は、被写体の動きやカメラワークを最小限に抑え、静かで自然な雰囲気の動画を生成したい場合に非常に有効です。

この記事では、動画で解説されている内容を基に、MidjourneyのLow Motion機能の基本的な使い方から、動きが「物足りない」と感じたときの応用テクニックまで、誰にでも分かるように詳しく解説します。

この記事を読めば、あなたもLow Motionをマスターし、動画表現の幅を大きく広げることができるでしょう。

MidjourneyのLow Motionとは?

まず、Low Motionがどのような機能なのか、その特徴と得意なシーンを理解しておきましょう。

動きを抑えた動画を生成する機能

Low Motionは、その名の通り「動きが少ない」動画を生成するための設定です。Midjourneyで動画を生成する際、意図せず被写体が激しく動いたり、カメラが大きく動いてしまったりすることがあります。Low Motionは、そうした過度な動きをAIが自動的に抑制し、落ち着いた映像を作り出すのに役立ちます。

この機能は、Midjourneyのどのモード(オートモード、マニュアルモード)でも利用でき、プロンプトに簡単な指示を加えるだけで手軽に適用できるのが魅力です。

Low Motionが得意なシーン・苦手なシーン

Low Motionは万能ではありません。その特性を活かせるシーンで使うことが、高品質な動画を作るための鍵となります。

<Low Motion 機能>得意なシーン苦手なシーン(物足りなく感じやすい)
被写体の状態静止している人物や風景躍動感のある動きを表現したいシーン
被写体の動き人物がゆっくりと振り向く、花がそっと揺れるなど、わずかな動きスポーツやダンスなど、激しい動き
カメラワーク固定カメラ(フィックス)や、ごくわずかなパン・チルトダイナミックなカメラワークを使いたいシーン

このように、Low Motionは「静」の表現に非常に長けています。一方で、動きのあるシーンで使うと、映像が単調になったり、キャラクターの動きがぎこちなく感じられたりすることがあります。作りたい動画のイメージに合わせて、High MotionやMedium Motionと使い分けることが重要です。

動きが物足りない?そんな時は「Raw Mode」を試そう

Low Motionを使ってみて、「もう少しだけ動きが欲しい…でもHigh Motionだと動きすぎる…」という絶妙な調整に悩んだことはありませんか?そんな時に絶大な効果を発揮するのが「Raw Mode」です。

Raw Modeとは?AIの自動補正をオフにする機能

Raw Modeは、もともと画像生成で使われていた機能で、Midjourneyが良かれと思って加える「AIによる自動補正」を無効化する役割があります。

Midjourneyは、学習した膨大なデータに基づき、「より良い作品になるだろう」という独自の判断で、ユーザーが指示していない要素を自動的に追加・補正することがあります。Raw Modeをオンにすると、このおせっかいな(しかし時には便利な)自動補正がオフになり、よりプロンプトに忠実な結果が出力されやすくなります。

Low MotionでRaw Modeを使うメリット

動画生成においてLow MotionとRaw Modeを組み合わせると、「動きを抑える」というLow Motionの内部的な指示が適度に緩和され、モーションコントロールが強化されます。

これにより、以下のようなメリットが生まれます。

  • Low Motionだけでは物足りなかった、ほんの少しの自然な動きを加えられる
  • 「静止」と「動き」の中間のような、繊細なニュアンスを表現できる
  • AIの意図しない動きが減り、より自分のイメージに近い動画に仕上がる

Low Motionの良さを活かしつつ、表現の幅を少しだけ広げたい。そんなわがままな要求に応えてくれるのが、この「Raw Mode」との組み合わせなのです。

Raw Modeの使い方

Raw Modeの使い方は非常に簡単です。プロンプト(呪文)の末尾に、特定のパラメータを追加するだけです。

▼Raw Modeを追加するパラメータ --style raw

例えば、以下のようにプロンプトを作成します。

▼プロンプトの例 /imagine prompt: a beautiful woman standing still in a quiet forest, soft sunlight filtering through the trees --ar 16:9 --v 6.0 --motion 50 --style raw

--motion 50 で動きを抑えつつ(0に近いほど動きが少ない)、--style raw を加えることで、AIの自動補正を切り、微妙な動きの調整を試みています。この --motion の数値を少しずつ変えながら --style raw を適用することで、理想の動きを探求することができます。

もっと使いこなすためのヒント

Midjourneyには、今回紹介した機能以外にも、あなたの創作活動を助ける便利な機能が備わっています。

公式のAIアシスタントに質問してみよう

動画でも紹介されていたように、Midjourneyの公式ドキュメントやDiscordサーバー内には、AIアシスタントに直接質問できるヘルプ機能があります。

パラメータの使い方や、特定の表現方法について知りたいことがあれば、このAIアシスタントに質問してみましょう。

例えば、チャットで「How can I use Raw Mode?」と質問すれば、その使い方や効果について詳しく教えてくれます。回答は英語ですが、ブラウザの翻訳機能などを使えば問題なく理解できるでしょう。

具体的なプロンプトの例を交えて回答してくれることも多いので、行き詰まったときにはぜひ活用してみてください。

まとめ

今回は、Midjourneyで動きを抑えた自然な動画を生成するための「Low Motion」機能について、その基本的な使い方から応用テクニックまで詳しく解説しました。

  • Low Motionは、静止したシーンや被写体がゆっくり動くシーンに最適
  • 動きが物足りないと感じたら、「Raw Mode (--style raw)」を組み合わせてモーションを微調整する
  • 行き詰まったら、公式のAIアシスタントに質問してみるのも有効な手段

Low Motionは、派手さはありませんが、映像の質感を高め、視聴者を引き込む繊細な表現を可能にする奥深い機能です。今回ご紹介したテクニックを参考に、ぜひ色々な設定を試してみてください。きっと、あなたの創造性を刺激する新たな発見があるはずです。

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