Midjourney Animate Image についてこの記事で解説していきます。
「Midjourneyで生成したイラストが、もし動画になったら…」
そんなクリエイターの夢を叶える新機能「Animate Image」がついに登場しました。これまで静止画だったあなたの作品に、生命を吹き込むことができるのです。
この記事では、Midjourneyの新機能「Animate Image」について、専門用語を一切使わずに、誰でも理解できるよう分かりやすく解説します。この記事を最後まで読めば、あなたもきっと画像から魅力的な動画を作りたくなるはずです。
Midjourneyの新機能「Animate Image」とは?
「Animate Image」は、その名の通り、1枚の画像(Image)をアニメーション化(Animate)し、短い動画を生成する画期的な機能です。難しい動画編集ソフトや専門知識は一切不要。あなたがMidjourneyで生成したお気に入りの一枚から、数分で動きのある動画を生み出すことができます。
使い方は超簡単!2つのモードから選ぶだけ
「Animate Image」の魅力は、その手軽さにあります。動画生成の方法は、大きく分けて2つのモードが用意されています。
モード | 特徴 | こんな人におすすめ |
Autoモード | プロンプト(指示文)が不要で、AIが自動で動きをつけてくれる | ・とにかく手軽に試したい人<br>・プロンプトを考えるのが苦手な人 |
Manualモード | プロンプトで動きを細かく指示できる | ・こだわりの動画を作りたい人<br>・イメージ通りの動きを追求したい人 |
さらに、それぞれのモードで動きの大きさを「Low Motion(少ない動き)」と「High Motion(大きい動き)」から選べるため、合計4パターンの動画生成が可能です。
それでは、各モードの使い方を具体的に見ていきましょう。
【プロンプト不要】Autoモードの使い方
「まずは難しいこと抜きで試してみたい!」という方に最適なのが、このAutoモードです。プロンプトを一切入力することなく、AIが画像の内容を解釈して、最適な動きを自動でつけてくれます。
使い方は非常にシンプル。動画にしたい画像を生成した後、その画像の下に表示される「Animate」ボタンをクリックし、「Auto」を選択するだけです。

Low Motion:さりげない動きをつけたいときに
Low Motion
を選ぶと、被写体がゆっくりと動いたり、背景がわずかに揺れたりするような、繊細な動画が生成されます。ポートレートの髪が風にそよぐ様子や、風景画の雲がゆっくり流れる様子など、さりげない演出を加えたい場合に最適です。
山の中を走るオオカミの戦士の画像が、ゆっくりとしたペースで走る動画になります。元の画像の雰囲気を壊さずに、少しだけ動きを加えたいときにぴったりのモードです。
High Motion:ダイナミックな動きをつけたいときに
High Motion
を選ぶと、被写体が画面を駆け巡ったり、カメラワークが激しく動いたりするような、ダイナミックな動画が生成されます。アクションシーンや、疾走感のある映像を作りたい場合に効果的です。
同じオオカミの戦士の画像でも、High Motion
で生成された動画は、非常にスピーディーで迫力のあるものになります。まるで映画のワンシーンのような、躍動感あふれる映像表現が可能です。
【プロンプトで操る】Manualモードの使い方
「AI任せではなく、自分のイメージ通りに動画を動かしたい!」というこだわり派の方には、Manualモードがおすすめです。このモードでは、プロンプトを使って動きの内容や背景の変化などを細かく指示することができます。
操作はAutoモードと似ていますが、「Manual」を選択した後にプロンプト入力欄が表示される点が異なります。
Low Motion:プロンプトで少しだけ動きを加えたいときに
Manualモードでも、動きの大きさはLow Motion
とHigh Motion
から選べます。Low Motion
では、プロンプトで指示した内容を、比較的控えめな動きで表現します。
例えば、「笑顔でゆっくりと振り向く」や「雨が静かに降る」といった、穏やかな動きの指示と相性が良いです。
High Motion:プロンプトで激しい動きを表現したいときに
High Motion
は、プロンプトの指示を最大限に活かし、激しくドラマチックな動きになります。Manualモードの真骨頂とも言える機能で、あなたの創造力を存分に発揮できます。
元の画像は「山の中を走るオオカミの戦士」でしたが、ここに「光り輝く海の近くを走っている」というプロンプトを与えればその通りの展開にできます。
このように、Manualモードを使えば、元の画像にはない要素をプロンプトで追加し、全く新しい世界観の動画を創り出すことさえ可能です。
AutoとManual、どっちを使えばいい?使い分けのコツ
2つのモードの特徴が分かったところで、具体的な使い分けのコツをご紹介します。
まずはAutoモードで手軽に試してみよう
Animate Image
がどんなものかを知るために、まずはお気に入りの画像でAutoモードを試してみるのがおすすめです。AIがどんな動きをつけてくれるのかを見るだけでも、新たなインスピレーションが湧いてくるかもしれません。特にLow Motion
は、自然な動きになりやすいので初心者の方に最適です。
こだわりの動画を作りたいならManualモード
「キャラクターに特定のポーズをとらせたい」「背景を別のものに変えたい」といった明確なビジョンがある場合は、迷わずManualモードを選びましょう。プロンプトを工夫することで、あなたのアイデアを映像として形にすることができます。試行錯誤は必要かもしれませんが、その分、イメージ通りの動画が完成したときの喜びは格別です。
「Animate Image」を使う上での注意点
非常に魅力的な「Animate Image」ですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。
- 生成に時間がかかる場合がある: 動画生成は静止画よりも処理が複雑なため、サーバーの混雑状況によっては時間がかかることがあります。
- クレジットの消費: 動画生成は、通常の画像生成よりも多くのクレジット(Midjourney内の通貨)を消費する可能性があります。
- 意図しない動きになることも: 特に複雑な画像やプロンプトの場合、AIが意図をうまく汲み取れず、不自然な動きになることもあります。何度も試行錯誤を楽しむくらいの気持ちで挑戦するのが良いでしょう。
まとめ:Midjourney Animate Imageで創造性の新たな扉を開こう
今回は、Midjourneyの新機能「Animate Image」について、AutoモードとManualモードを中心に解説しました。
Autoモード | Manualモード | |
手軽さ | ◎(プロンプト不要) | 〇(プロンプトが必要) |
自由度 | △(AI任せ) | ◎(プロンプトで指示可能) |
動きの大きさ | Low / Highから選択 | Low / Highから選択 |
この機能を使えば、あなたが創り出した世界やキャラクターが、まるで生きているかのように動き出します。静止画では表現しきれなかった物語の続きを、動画として紡ぐことができます。
さあ、あなたも「Animate Image」で、創造性の新たな扉を開いてみませんか?まずは一枚、お気に入りの画像を動かすことから始めてみてください。きっと、これまでとは違う創作の楽しさが、あなたを待っています。
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