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Midjourney

Midjourney 動画生成 機能の使い方を徹底解説!【最新版】

Midjourney動画生成の使い方を徹底解説!【最新版】

Midjourney 動画生成 機能についてこの記事では解説していきます。

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はじめに

圧倒的なクオリティの画像生成AIとして知られる「Midjourney」が、ついに動画生成の領域に足を踏み入れました。これまで画像で表現していた世界観を、動画にできるようになったわけです。

「Midjourneyでどうやって動画を作るの?」 「どんなことができるの?」

この記事では、そんな疑問をお持ちのあなたのために、Midjourneyの動画生成機能について、専門用語を避けながら一つひとつ丁寧に解説していきます。この記事を読めば、あなたも今日から動画クリエイターの仲間入りです。

Midjourney 動画生成 とは?

2025年、Midjourneyはかねてより期待されていた動画生成機能を発表しました。現在、主に2つの機能が提供されており、それぞれ異なるアプローチでクリエイティブな映像制作を可能にします。

Midjourneyでできるようになった動画生成機能

Midjourneyの動画生成は、大きく分けて以下の2種類です。それぞれ得意なことが異なります。

機能名ベース概要
Animate Image
(Auto/Loop)
画像 (Image)1枚の画像にアニメーションを加え、動きのある短い動画を生成します。(I2V: Image to Video)
Extend Video動画 (Video)既存の動画の前後に映像をシームレスに延長したり、ループさせたりします。(V2V: Video to Video)

静止画に命を吹き込むのか、それとも既存の映像をさらに拡張するのか。作りたいものに応じて機能を使い分けるのがポイントです。

関連記事>>Midjourney Animate Image の使い方!画像が動く新常識

関連記事>>Midjourney Extend とは? 動画を簡単に延長する新機能の魅力

動画生成機能を使うための料金プラン

Midjourneyの動画生成機能は、無料プランでは利用できません。いずれかの有料プランに加入しているユーザーが対象となります。

動画生成は、画像生成よりも多くの計算処理(GPU時間)を必要とするため、利用する際はご自身のプランのFast GPU残量を確認しておくと安心です。

【I2V】画像を動画化する「Animate Image」の使い方

「Animate Image」は、あなたが生成・アップロードした画像を、まるで生きているかのように動かすことができる機能です。イラストのキャラクターに瞬きさせたり、風景画の雲を流したりといった表現が可能です。

Step1: 画像を準備する

まずは、動画にしたい画像を準備します。

  1. いつも通り画像を生成します。
  2. または、PCやスマートフォンから画像をアップロードします。
Midjourneyで画像を動画化する
Midjourneyで画像を動画化する

Step2: 「Animate」ボタンで動画を生成する

画像が用意できたら、操作は非常にシンプルです。

  1. 動画にしたい画像の下に表示される各種ボタンの中から、「Animate」ボタンをクリックします。
  2. ボタンを押すと、動画生成のジョブが開始されます。数分待つと、動きのあるMP4形式の動画ファイルが完成します。※音はつきません。

たったこれだけのステップで、静止画が魅力的なアニメーションに生まれ変わります。

Step3: パラメータで動きを調整する(応用編)

より細かく動きをコントロールしたい場合は、プロンプト(AIへの指示文)に特定の「パラメータ」を追加します。Manualモードを使います。

  • --motion [1-1000]:動きの大きさを調整します。数値が大きいほど、ダイナミックな動きになります。
  • --camera [pan | tilt | rotate | zoom]:カメラワークを指定できます。左右に振ったり(pan)、ズームイン・アウトさせたり(zoom)といった演出が可能です。

記述例:

a girl smiling --motion 500 --camera zoom in (笑顔の女の子、動きの大きさは500で、ズームインする)

さらに応用:Loop機能の活用

  • シームレスなループ動画の作成:動画の最初と最後を自然につなげ、SNSなどで使える無限ループ映像を簡単に作れます。

これらのパラメータを組み合わせることで、表現の幅は無限に広がります。

【V2V】動画を拡張・変化させる「Extend Video」の使い方

「Extend Video」は、既存の動画をさらに進化させるための機能です。短い動画の続きをAIに予測させて生成したり、自然なループ動画を作成したりする際に非常に役立ちます。

Step1: 元となる動画を準備する

この機能では、ベースとなる動画が必要です。まずは動画ファイルをアップロードしましょう。

Step2: 「Extend Video」機能を選択する

動画をアップロードすると、Midjourneyが動画を認識し、編集用のボタンを表示します。ここで「Extend Video」に関連するボタンを選択することで、動画の拡張プロセスを開始できます。

Step3: プロンプトやパラメータで変化を加える

「Extend Video」では、プロンプトを使って動画の内容を変化させることも可能です。

  • プロンプトなしで実行:元の動画の雰囲気や内容を引き継いで、自然な続きを生成します。
  • プロンプトを追加して実行:例えば、昼間の景色の動画に「in the evening(夕暮れ時に)」というプロンプトを追加すると、夕暮れ時の風景へと変化させながら動画を延長するといった、クリエイティブな使い方ができます。

「Extend Video」の活用シーン

  • 動画の尺を伸ばす:短いクリップの前後をAIに生成させ、より長い映像コンテンツを作成できます。
  • シーンのトランジション:プロンプトを駆使して、あるシーンから別のシーンへと滑らかに変化する不思議な映像表現が可能です。

Midjourneyで動画生成する際の注意点

非常にパワフルな機能ですが、利用する上でいくつか知っておくべき点があります。

生成される動画の長さとクオリティ

現在Midjourneyで生成できる動画は、数秒程度の非常に短いクリップが中心です。まだ発展途上の技術であり、数分にわたる長尺の動画を一度に生成することはできません。また、意図しない不自然な動きが生まれることもありますが、今後のアップデートでクオリティは飛躍的に向上していくことが期待されます。

商用利用の可否について

Midjourneyの有料プランに加入していれば、生成した動画は原則として商用利用が可能です。ただし、他者の著作権を侵害するような画像や動画を元に生成した場合は、もちろん使用できません。企業のロゴや有名なキャラクターなどを無断で使用しないよう、利用規約を遵守し、自己責任の範囲で活用しましょう。

クレジット(GPU時間)の消費

前述の通り、動画生成は画像生成に比べて多くの計算リソースを消費します。特に高画質・長時間の動画を試そうとすると、Fast GPU時間を大きく消費する可能性があります。プランの利用状況を確認しながら、計画的に利用することをおすすめします。

まとめ:Midjourneyの動画生成でクリエイティブの幅を広げよう

この記事では、Midjourneyの最新機能である「Animate Image」と「Extend Video」について、その使い方から注意点までを網羅的に解説しました。

機能こんな人におすすめ!
Animate Image・自分のイラストやAI画像を動かしてみたい
・SNSで目を引く短いアニメーションを作りたい
・シームレスにループする動画を作りたい
Extend Video・動画素材の尺をもう少しだけ伸ばしたい

Midjourneyの動画生成は、まだ始まったばかりの革新的な機能です。これからさらに進化し、誰もが頭の中のイメージを手軽に映像化できる時代がやってくるでしょう。

さあ、あなたもMidjourneyで、静止画の向こう側にある”動き出す世界”を体験してみてください。

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