Veo2の使い方について、この記事で解説していきます。
Veo2とは?
Googleが開発する次世代動画生成AIで、テキストや画像プロンプトから高品質な映像を生成できます。つまり、現時点では試験運用版のため、アクセス申請が必要です。
ただ、現在では使用可能になっていますので、最後までお読みください。
Veo2の使い方をまとめる
Veo2は、Googleが開発した最先端の動画生成AIです。例えば、テキストや画像のプロンプトを入力するだけで、短時間で高品質な映像を生成できます。しかし、本機能はまだ試験運用段階です。そのため、使用するにはまずGoogle Cloud経由でアクセス権をリクエストする必要があります。
実際にVeo2を利用するには、まずGoogle Cloud Consoleでプロジェクトを新規作成しましょう。その上で、Vertex AI APIを有効化します。その後、ColabやVertex AI Studio、またはGitHubのノートブックなど、自分に合った実行環境を選択します。Colabなどのノートブック環境では、事前に用意されたセルにプロンプトを入力し、コードを実行することで動画を簡単に生成可能です。
また、より高度な使い方として、Vertex AIのREST APIを利用した直接的なリクエスト送信も可能です。これによって、独自アプリや業務システムとの連携も視野に入れることができます。そして、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに応じた使い方が用意されており、Veo2は今後ますます注目される動画生成ツールとなるでしょう。

Veo2の使い方手順
ステップ | 内容 |
---|---|
① アクセス権をリクエスト | Veo 試験運用版の申請ページから申し込む |
② プロジェクト作成 | Google Cloud Consoleにアクセスし、新規プロジェクトを作成 |
③ Vertex AI API を有効化 | 対象プロジェクトで「Vertex AI API」を有効にする(例えば、APIライブラリから検索してON) |
④ 認証の設定 | 使用環境に応じて認証を設定(Colab・Vertex AI Studioは自動、REST利用時は手動で設定) |
実行環境の使い分け
環境 | 特徴 | 利用リンク |
---|---|---|
Colab | 無料で簡単に試せる | Colabで開く |
Colab Enterprise | ビジネス向け・大規模対応 | Colab Enterprise |
Vertex AI Studio | UI操作で簡単に試せる | Vertex AIで試す |
GitHub | コードの中身を確認・カスタム | GitHubで表示 |
Veo2で動画生成する方法(例)
以下は、Jupyterノートブック「Veo 2 動画生成」を使う場合の例です。
Veo2の使い方概要(Colabで実行する場合)
- Colabノートブックを開く
- 試験運用版のアクセス権を確認
- プロンプト(例:「a dog running through a field during sunset」)を入力
- 実行セルをクリックして生成開始
- 動画ファイル(例:.mp4)が表示され、自動再生される
🔧 カスタム利用(Vertex AI API経由)
REST API経由で動画を生成したい場合は以下の設定が必要です:
- 認証:サービスアカウントキーを使ってトークン取得
- エンドポイント:
https://us-central1-aiplatform.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/us-central1/publishers/google/models/veo:predict
- リクエスト形式:
🔚 まとめ:Veo2の使い方ポイント
- 試験運用中のため、まずアクセスリクエストが必須
- ColabやVertex AI Studioが初心者にはおすすめ
- プロジェクト作成→API有効化→認証の流れを押さえるとスムーズ
- 生成はテキスト or 画像プロンプトで行う
また、Veo2についての基本情報はこちらの記事で書いていますので、ぜひご覧ください。
さらに、UdemyにてVeo2を含む動画生成AIについて徹底解説していますので、ぜひご覧ください。
