
Klingのプロンプト ポイントとは?Klingはテキストを入力するだけで5秒または10秒の映像を生成できるAIビデオモデルです。つまり、入力されたテキストの内容を視覚的なイメージに変換し、動画として出力します。
映像生成には、「スタンダードモード」と「プロフェッショナルモード」の2種類が用意されており、目的に応じて選べます。スタンダードモードはスピード重視、プロフェッショナルモードは高品質な映像表現に対応しています。また、画面のアスペクト比は16:9、9:16、1:1の3タイプから選べるため、用途に応じた柔軟な映像制作が可能です。
このテキストから映像を作るプロセスでは「プロンプト(Prompt)」が非常に重要な役割を果たします。また、プロンプトの内容がそのまま映像に反映されます。つまり、効果的な書き方を理解しておくことが、Klingを使いこなす上でのカギになります。
現在のKlingは「AI映像モデル2.0」として進化を続けています。よって、その可能性を最大限に引き出すには、使いながら試行錯誤していく姿勢が大切です。
なお、本記事は公式チュートリアルをベースに作成しています。
Kling プロンプトのポイント
基本構成
プロンプトを作成する際の基本構成は以下の通りです。
Prompt =
- 被写体(Subject)
- 被写体の詳細(Subject Description)
- 被写体の動き(Subject Movement)
- シーン(Scene)
- シーンの詳細(Scene Description)
- カメラ表現+ライティング+雰囲気(任意)
各要素
それぞれの要素は以下のように使います。
被写体:人物や動物、物など映像の中心になるテーマ
- 詳細:外見や服装、髪型、体格などの具体的な特徴
- 動き:短い映像に合う、シンプルで明確な動きの描写
シーン:被写体がいる場所や背景
シーンの詳細:屋内外の環境や自然の描写など、短文で伝わる情報
カメラ表現/ライティング/雰囲気:映像全体の印象を決める演出要素(例:広角レンズ、夕日、幻想的な雰囲気など)
プロンプトは、ただ要素を並べるのでは不適切です。つまり、5秒〜10秒の短い映像でも内容が伝わるように、バランスよく構成するのがポイントです。また、Klingを効果的に活用するためにも、プロンプトの工夫を楽しんでみてください。
Kling プロンプトで最も基本の要素
プロンプトを作る上で、最も基本となる要素は3つ。「被写体」「動き」「シーン(環境)」の3つです。つまり、これらは映像シーンを構成するうえで、シンプルかつ本質的なパーツになります。
とくに被写体やシーンをより魅力的に見せたい場合はどうするか。複数の短い描写をうまく組み合わせるのがポイントです。つまり、全体のイメージに一貫性を持たせましょう。これによって頭の中にある映像を、より忠実に再現してくれます。
プロンプト例
たとえば「A giant panda is reading a book in a café.(ジャイアントパンダがカフェで本を読んでいる)」という一文。もう少し細かく描写を足すだけで、印象は大きく変わります。
A giant panda, wearing black-rimmed glasses, is reading a book in a café, with the book resting on a table where a steaming cup of coffee sits beside it, next to the café’s window.
(黒縁メガネをかけたジャイアントパンダがカフェで本を読んでいる。本はテーブルに置かれ、湯気の立つコーヒーがその横に。窓際のカフェの一角で。)
追加プロンプト
さらに、撮影表現やライティングを加えると、ぐっと映画っぽさが出てきます。
Shot in medium range, with a blurred background and atmospheric lighting…
(中距離ショット、ぼかした背景、雰囲気のあるライティングで撮影…)
こういった要素を少しずつ組み込んでみましょう。そうすれば、生成される映像のクオリティや雰囲気がぐっと引き立ちます。また、コーヒーの湯気、カフェの窓、色調の美しさなどが合わさることで、完成した映像はきっと想像以上の仕上がりになるはずです。
以下は、プロンプトの違いによる映像の変化をまとめた例です。
プロンプト | 内容 |
---|---|
A giant panda is reading a book in a café. | シンプルな構図(パンダ+カフェ+本) |
A giant panda wearing black-rimmed glasses… | メガネやテーブル、小物を追加した詳細描写 |
Shot in medium range… | 映画のような演出・ライティングをプラス |
このプロンプト構成式の目的はただ1つ。ユーザーが頭の中で思い描く映像を、Klingを使ってしっかりと表現できるようにすることです。ただし、必ずしもこの型に縛られる必要はありません。そして、想像力を自由に使って、思いきったプロンプトを試してみるのも大歓迎です。
Klingプロンプトの上級者ポイント
また、プロンプトを作る際には、次のようなポイントも覚えておくと便利です。
- 内容はなるべくシンプルに。5〜10秒の短い映像で完結するよう意識しましょう。
- 「Oriental mood」「China」「Asia」などのワードは、中国風の雰囲気やキャラクターを表現したいときに効果的です。
- 数の正確さ(例:「10匹の子犬」など)については、現時点のモデルではまだ再現が難しいことがあります。
- 「春・夏・秋・冬の4つのカメラアングル」といった構成にしましょう。分割画面(スプリットスクリーン)も比較的うまくいきます。
- 高く投げたボールの軌道や跳ね返りなど、複雑な物理動作は苦手なので、シンプルな動きにするのがベターです。
まずは気軽に試してみることから始めましょう。そして、少しずつ工夫を重ねれば、驚くような映像を作ることができますよ。
また、僕がKlingを使った所感はこちらの記事をぜひご覧ください。
さらに、UdemyにてKlingを含む動画生成AIについて徹底解説していますので、ぜひご覧ください。
