Point
映画『紅の豚』の雑学がわかる!
映画『紅の豚』の豆知識がわかる!
映画『紅の豚』の裏設定がわかる!
雑学
(追加予定)
豆知識
メインスタッフは全員女性
『紅の豚』はジブリ作品としては初めて、女性スタッフがメインとなって作られた作品なのだ。
その背景にはスタジオジブリとして前作の『おもひでぽろぽろ』が関係している。
2年間という長期にわたる『おもひでぽろぽろ』で、作画監督を務めた近藤喜文と、美術監督の男鹿和雄は疲弊していた。
ジブリのクオリティを維持するため、宮崎が思いついたのが、「スタッフをすべて一新して、重要なポストを女性に任せる」ということだった。
宮崎は「女性が強いほうが落ちつく」と語っており、フェミニストの一面を持っていた。
また、宮崎が勤めた東映動画では女性がたくさん活躍していた会社だったことも大きかった。
今は女性活躍が叫ばれているが、当時のアニメーション業界では画期的なことだったのだ。
そして『紅の豚』の映画の中で、ポルコの愛機・サボイアを直すピッコロ社の作業員はフィオをはじめとして、すべて女性だった。
あれは、スタジオジブリを描いたものだったのだ。
裏設定
なぜ”豚”なのか
主人公ポルコ・ロッソは豚の姿だ。
作中、ジーナの台詞で、魔法によって豚になっていることがわかるが、豚となった理由までは明かされていない。
宮崎駿はどのような裏設定をしているか、あなたは知っているだろうか。
エンディングで流れる豚の姿をしたパイロットについて、
ロマンアルバムのインタビューで宮崎は以下のように答えている。
飛行機もひとりのポケットマネーで飛ばし続けたり、あるいは独立して俺は飛びたいんだといって、飛んでいられるだけではないでしょう?
「任務」で飛ぶんです。後は自分の小遣いで軽飛行機に乗るとか、でもそれはスポーツ。
飛んでいるときに人間たちが感じている感動は、うそだと思わない。
だけどそれで全部いいんだとも思わない。
同時に、それは大したことじゃないんだという自覚を持ってくれなければ、かなわない。
飛ぶことだけで全部完結していたら、絶対そういう人間は「豚」にならないです。
自分はヒーローだと思い続けていますから、単なる乗務員で終わりですね。