『かがみの孤城』|豆知識・裏話・都市伝説まで

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ストーリー

2005年、中学1年生の安西こころは、同級生からのいじめが原因で不登校となり、自宅に引きこもる生活を続けていました。ある日、こころは自室の鏡に吸い込まれ、オオカミさまという狼面をつけた謎の少女が仕切る絶海の孤城にたどり着きます。そこで、同じく問題を抱えたリオン、フウカ、スバル、マサムネ、ウレシノ、アキという中学生たちと出会います。

オオカミさまは、孤城に隠された「願いの鍵」を見つけた1人だけがどんな願いでも叶えられると説明します。ただし、孤城には午後5時以降に残っていると狼に喰われるというルールがあり、鍵を探す以外には特に何も起こらない城内で、こころは仲間たちと穏やかな友人関係を築いていきます。

やがて、アキがこころと同じ制服を着て城に来たことで、全員が同じ中学校の生徒であることが判明しますが、現実世界での接点はなく、パラレルワールドの住人同士であると推測されます。

ある日、アキがルールを破り5時を過ぎても城に残り、狼に喰われてしまいます。こころは鏡の割れ残りを通じて城に戻り、童話『7匹の子山羊』をヒントに、アキのルール違反を「なかったこと」にするよう願います。願いが叶い、仲間たちを取り戻したこころたちは現実世界に戻ります。

最後に、オオカミさまがリオンの亡き姉ミオであることが明かされ、リオンは姉に別れを告げ、記憶を残して欲しいと願います。その後、現実世界でこころたちは、実は異なる年代に生まれていたことが判明し、成長したアキはフリースクールのカウンセラーとして彼らを支えます。

2006年、孤城の記憶はないものの、こころは新学年から学校に通う決心をし、校門前でリオンに声をかけられ共に歩き出します。

Q&A

Q
喜多島先生とは?
A

大人になったアキ。かがみの孤城から戻った後、教師の道に進んだ。病院では実生に勉強を教えており、実生の主治医医で会った喜多島先生と結婚し、喜多島姓となった。

こころにかがみの孤城で救ってもらっていたアキは、未来でこころを救っていたことになる。

Q
赤ずきんちゃんがフェイクとは?
A

「オオカミ」が登場するおとぎ話として有名なものとしてミスリードされているのではないか、というリオンの推測。鍵のありかのヒントがそのおとぎ話にあるからである。

実際に鍵のヒントとなったおとぎ話は「赤ずきんちゃん」ではなく「7匹の子やぎ」であった。

Q
オオカミ様の正体は?
A

リオンの姉・実生であった。亡くなる直前にリオンからお願いされた「姉ちゃんと一緒に学校行きたい」という願いを叶えるために、かがみの孤城へリオンたちを誘った。

Q
みんなが狼に食べられたあと17時を過ぎてもこころがかがみの世界に入れたのは?
A

17時を過ぎてもかがみの孤城にこられたけど、来てはいけないというルールだったから。9時−17時以外の時間も鏡は繋がっていた。

Q
オオカミ様の服がところどころ破れていたのはなぜ?
A

実は実生も一人の参加者だったから。ルールを破った連帯責任をとった。

Q
記憶があったのは誰?
A

全員の記憶はない。リオンがなぜこころに声を掛けたのかは明確に描かれておらず、鑑賞者の捉え方次第となる。

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