遠い昔、サウロンは世界を滅ぼす力を持つ「ひとつの指輪」を作り、自分の欲望を注ぎ込みました。指輪の力で中つ国を支配しようとしましたが、イシルドゥアという勇者がサウロンを倒し、指輪を奪いました。イシルドゥアは指輪を破壊せず自分のものにしようとしましたが、指輪に裏切られ、彼は死んでしまいます。その後、指輪は時代を超えて伝説となりました。
中つ国のホビット庄で、ビルボ・バギンズの111歳の誕生日を祝う大騒ぎがありました。ビルボは皆の前で「お別れです」と言い、指輪を使って姿を消しました。ガンダルフという魔法使いがビルボを説得し、指輪をビルボの養子であるフロドに託すことになります。ガンダルフは指輪の正体を確認し、これはサウロンの指輪だと判明します。サウロンが指輪を探していることもわかります。指輪を破壊する唯一の方法は、モルドールの「滅びの山」に投げ込むことです。フロドはこの旅に出ることを決心します。
フロドは友人のサムと共に旅に出発し、途中でメリーとピピンというホビットの友人も加わります。フロドたちはアラゴルンという放浪者に出会い、彼が仲間に加わり、旅を助けることになります。旅の途中でフロドは指輪の幽鬼に襲われ、負傷しますが、エルフの姫アルウェンが彼を救い、エルロンドの館へ連れて行きます。
エルロンドの館で、エルフ、ドワーフ、人間、ホビットたちが集まり、指輪の処置について会議が開かれます。最終的にフロドが指輪を滅びの山に運ぶことを決意します。フロドを助けるためにアラゴルン、ボロミア、レゴラス、ギムリ、サム、メリー、ピピン、ガンダルフの9人の仲間が結成されます。一行はモリアの坑道でオークと戦い、ガンダルフがバルログとの戦いで犠牲になります。一行はエルフの森で休息をとりますが、ボロミアが指輪の力に取り憑かれ、フロドに襲いかかります。フロドは指輪を一人で滅びの山に運ぼうとしますが、サムが彼を追いかけ、共に旅を続けることを決意します。アラゴルン、レゴラス、ギムリは、フロドとサムを助けるために戦い続けることを決意します。
- Q指輪は全部で何個ありますか?
- A
エルフの3個、ドワーフの7個、人間の9個の計19個です。
しかし、サウロンが持っていた”1つの指輪”があったため、実際は20個存在していました。
- Qサルマンは何者ですか?
- A
人間の老人の姿をしていますが、実際は人間でなく、サウロンに対抗する為に西方のアマンの地から来た5人の賢者の1人です。
彼の他には「名前の忘れられた青の魔法使い」が2人、灰色のガンダルフ、茶のラダガストの4人がいました。
- Qビルボ・バギンズはなぜ111歳なのに若いのですか?
- A
ビルボが所有していた指輪に不老不死の魔力があったからです。実際、ビルボがフロドに指輪を託した後、裂け谷で再開した時には老化が進んでいました。
- Qビルボ・バギンズが”1つの指輪”を手に入れたきっかけはなんですか?
- A
①サウロンが所有していたが、中つ国の戦いで人間のイシルドゥアに剥奪される。
②イシルドゥアは指輪の魔力に溺れ、彼の死とともに失われる。
③イシルドゥアの元を離れた指輪をゴラムが手に入れる。
④ゴラムが紛失した指輪をビルボ・バギンズが手に入れる。
- Q指輪の幽鬼とは何ですか?
- A
ナズグルとも呼ばれる彼らは、人間の9つの指輪を手にした王たちで、サウロンのしもべとして”1つの指輪”を探し回っています。
- Qオークとは何ですか?
- A
いわゆるゴブリンです。中つ国の幾つかの言語で異なる名称がつけられており、そのひとつが「ウルク」です。特に、改良種とも人間との交配種ともいわれるのがウルク=ハイです。ウルク=ハイは戦闘員向けの大型種ですが、より小柄の普通種はスナガ(奴隷)とも呼ばれます。祖先はエルフ族とされています。
この作品に関する質問は下の「コメント広場」より受け付けています!