動画制作「外注 vs AI内製化」コスト・ROI実態調査 2026【中小企業向け】

ReeX Japan 独自調査レポート | 2026年6月版

動画制作「外注 vs AI内製化」コスト・ROI実態調査 2026

採用・SNS・商品PR。中小企業の動画制作は外注し続けるべきか、自社で内製化すべきか。市場の外注相場とAI動画生成ツールの公式料金を実データで突き合わせ、ROIを試算しました。

調査・発行:ReeX Japan(moodime.com) | 検証ツール:40種類以上 | 為替前提:1USD=159.69円(2026/6/2)

40万〜200万円
採用動画1本あたりの外注相場
月10万〜50万円
SNS動画運用代行の月額相場
月1,920円〜
AI内製化ツールの月額(公式料金)

年間コスト比較:外注 vs AI内製化(SNS動画を想定)

SNS運用代行(動画込み)の年額と、AI内製化スタックの年額。単位:万円

0100200300360外注:SNS運用代行(動画込み・月30万円)360万円 / 年外注:運用代行(小規模)(動画込み・月20万円)240万円 / 年AI内製化スタック(Google AI Pro+HeyGen年額)8.4万円 / 年

外注(高)外注(小規模)AI内製化

AI内製化スタックの年額は、外注(小規模・月20万円)のわずか約3.5%。年間で約231万円のコスト差が生まれます。

目次

SUMMARY調査サマリー:内製化の損益分岐は「年8本」

結論から述べます。中小企業がSNS・商品PR・採用といった日常的な動画を年8本以上制作するなら、外注を続けるよりAIツールでの内製化が経済合理的になります。外注は「1本ごと」または「月額運用」で費用が積み上がるのに対し、AI内製化は月数千円の定額で本数に上限がないためです。

たとえば編集のみのSNS動画を外注すると1本あたり1万〜3万円。一方、主要AIツールを組み合わせた内製化スタックは年間2.3万〜8.4万円で運用できます。月数本の制作が当たり前になった今、多くの中小企業はすでに損益分岐点を超えています。

PART 1外注コストの実態(国内市場相場)

まず、動画を外部に依頼した場合の費用を整理します。以下は国内の動画制作会社・マッチングプラットフォームが公表する相場です。

動画の種類依頼先・条件費用相場
会社紹介動画撮影なし/編集中心10万〜30万円
会社紹介動画撮影あり(全工程)30万〜200万円
採用動画社員インタビュー等を含む40万〜200万円
商品PR・SNS動画(編集のみ)フリーランス/1本5,000円〜5万円
ショート動画(1分以下)制作会社/1本8万〜50万円
SNS運用代行(動画込み)制作会社/月額月20万〜50万円

※ 出典 [1]〜[5]。地域差があり、東京の運用代行平均は約45万円/月、全国平均は約30万円/月。

ポイント 外注費用は「単発で高額」か「月額で継続発生」のどちらか。動画を作るほど、運用を続けるほど、コストは線形に増え続けます。これが内製化との決定的な差です。

PART 2AI内製化コストの実態(公式料金)

次に、自社で動画を作るためのAIツール料金を見ます。以下は主要ツールの公式料金プラン(2026年6月時点)。中小企業のエントリー〜実用ラインに該当する下位〜中位プランを中心に掲載します。

ツール用途月額(USD)円換算(参考)
Runway動画生成・編集(1契約でVeo/Kling等も利用可)$12〜$28約1,920〜4,470円
Google AI ProVeo 3.1 Lite等の動画生成$19.99約3,190円
Kling AI高品質な動画生成$6.99〜$25.99約1,120〜4,150円
HeyGenAIアバター・解説/採用動画$29(年額$24)約3,840〜4,630円
SynthesiaAIアバター・研修/商品説明動画$18(年額)〜$29約2,880〜4,630円
料金は各社公式サイトの2026年6月時点の表示に基づく参考値です。多くのツールはクレジット制(生成回数に応じて消費)を採用しており、実際の利用可能本数はプランや動画の長さ・画質で変動します。最新の料金・条件は必ず各公式サイトでご確認ください(出典 [6]〜[10])。無料プランや無料トライアルを備えるツールも多く、まず0円で使用感を試せます。

中小企業向け「内製化スタック」モデル

1つのツールで全てを賄う必要はありません。目的別に2つ前後を組み合わせるのが現実的です。

構成組み合わせ例月額年額
最小スタートRunway Standard 単体約1,920円約2.3万円
実用バランス型Google AI Pro + HeyGen(年額)約7,000円約8.4万円
本格内製化Runway Pro + HeyGen Creator約9,100円約10.9万円

いずれもペルソナの予算ライン「月2万円以内」に十分収まります。

PART 3ROI試算:3つの業務シナリオ

外注相場とAI内製化コストを、中小企業に頻出する3シナリオで突き合わせます。内製化スタックは「実用バランス型(年8.4万円)」を基準としました。

シナリオA:採用動画を1本作る

方法コスト備考
外注40万〜200万円1本ごとに発生
AI内製化年8.4万円本数無制限。AIアバターで社員出演なしも可

採用動画を1本作るだけで、内製化の年間コストを回収できます。2本目以降の追加コストは実質ゼロ。

シナリオB:SNS動画を運用する(月4本)

方法年間コスト備考
外注(運用代行・動画込み)240万〜360万円月20〜30万円
外注(編集のみ・月4本)48万〜144万円1本1万〜3万円
AI内製化8.4万円本数を増やしても定額

運用代行と比べ年間約231万〜352万円、編集のみの外注と比べても年間約40万〜136万円の削減です。

シナリオC:商品PR動画を量産する(月8本)

方法年間コスト
外注(1本5,000円〜・月8本)48万〜480万円
AI内製化8.4万円

本数が増えるほど差は拡大します。AI内製化は制作量に対してコストが増えないため、量産前提のEC・SNS運用と相性が良いのです。

損益分岐の目安

内製化スタック(年8.4万円)÷ SNS編集の外注単価(1本約1万円)= 約8.4本。つまり年8本以上動画を作るなら、内製化のほうが安い。月1本ペースでも十分に超える水準です。

PART 4内製化を始める3ステップ

「AIは難しそう」という不安は、最初の1本を作れば解消します。非エンジニアでも、テキストを入力するだけで動画が生成される時代です。

STEP 1 無料プランで1本作ってみる

多くのツールに無料枠があります。まず0円で、自社商品の紹介動画を1本生成してみましょう。所要時間は数十分です。

STEP 2 目的に合う2ツールに絞る

動画生成(Runway/Veo/Kling)+ アバター解説(HeyGen/Synthesia)の2軸で十分。月数千円のスタックを組みます。

STEP 3 業務ルーティンに組み込む

商品PR・採用・SNSの3用途でテンプレート化して回します。1本目より2本目、2本目より3本目が速くなります。

SOURCE調査概要・出典

発行:ReeX Japan(moodime.com)/発行日:2026年6月2日/為替前提:1USD=159.69円。円換算は参考値です。AIツール料金はクレジット制等により実利用本数が変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。本レポートは引用・リンクを歓迎します(出典として moodime.com を明記してください)。

[1] 動画幹事「会社紹介動画の費用と料金相場」douga-kanji.com/[2] CYANd Inc.「動画編集の外注費用 相場」cyand.co.jp/[3] VIDEO SQUARE(Crevo)「採用動画の料金・費用相場」crevo.jp/[4] influfect「SNS運用代行の費用相場 2025」influfect.com/[5] Web幹事「SNS運用代行の費用相場」web-kanji.com/[6] Runway 公式料金 runwayml.com/pricing/[7] Google One・Gemini 公式 gemini.google/[8] Kling AI 公式 klingai.com/[9] HeyGen 公式料金 heygen.com/pricing/[10] Synthesia 公式料金 synthesia.io/pricing

情報の正確性についてこの記事の最終更新日:2026年6月2日
AIツールの仕様・料金・機能は頻繁に変更されます。最新情報は各ツールの公式サイトをご確認ください。
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